2016-01-01から1年間の記事一覧

僕たちはもうあまり、餡子の詰まった最中と番茶を喫することはない。

例えば「美しい国、日本」というものが、餡子の詰まった最中と番茶だとする。縁側などでそれらを食すのだ。それは現代では触れる機会の少なくなってしまった日本的な体験であり、自国なのにどこか別の国の文化に触れているかのように感じられる。それほど、…

横浜聡子監督最新作『俳優 亀岡拓次』感想

横浜聡子監督は、いつだって必ず愛すべき人物像を描く。 最新作『俳優 亀岡拓次』の主人公 亀岡拓次も、好きにならないわけがない。 任されるのは目立たない脇役ばかりだが、演技の実力は折り紙つきで引っ張りだこの名優。 素晴らしい仕事をしていて、同業者…

飲みに行く費用高すぎワロエナイ もう居酒屋には闇市みたいになってほしい件

居酒屋に1軒行くと、だいたい1人4千円はかかる。 「もう一軒!」と2軒目に行くと8千円だ。 はっきりいって高い。 このご時世、1回飲みに行くだけでこの値段は高いと僕は感じる。僕みたいな貧乏人はね。 会社や友人などとのコミュニケーション・コスト…

図書館で学生たちが勉強している光景を見て思うこと

どこの図書館に行っても、学生がたくさんいるものだ。一生懸命勉強していて感心する。 一方で、学生の勉強でテーブルが占められることによって、図書館の本来の機能である「読書」が隅に追いやられているのではないかと思っている。 もちろん、学生が勉強す…

市役所まるごとアウガへぶち込めばいいじゃん? という最も簡単で効果的な方法が1ミリも考慮されないワケ

昨日(2/16)から青森県内を賑わせているのが、アウガ全面公共化のニュースだ。 www.sankei.com www.nikkeibp.co.jp アウガをめぐっては、2001年のオープンから現在まで青森県内はもとより、まちづくりの事例として全国的にも注目され続けてきた(もちろん失敗…

本を読まなくても、本棚を眺めているだけで少しは知識がつく

結論から言うと、本棚を眺めて、気になった本をパラパラとめくるだけでも、知識は身に付いていくと思う。なぜか。 本の背表紙は、新聞の見出しと同じだ。 新聞の見出しは記事の内容を的確にまとめたキャッチコピーのようなもので、見出しを見るだけでも記事…

青森県内景気は「緩やかに持ち直している」ってずっと言い続けてるけどホンマかいな?

2月8日、日銀青森支店の「県内金融経済概況」が発表された。 日本銀行青森支店 BOJ Aomori Branch since 1946.11.1 この調査はほぼ毎月、日本銀行青森支店から公表される県内景況調査の結果である。 内容は、「概況」として400字ほどの総括コメントと、業界…

Kindle版 太宰治全集(200円)を買ったけど、やっぱりちくま文庫版 太宰治全集(10,530円)が欲しい件

太宰治作品については『人間失格』『斜陽』『ヴィヨンの妻』『津軽』『パンドラの匣』など、有名な長編作品はだいたい読んだ。 しかし、あまり知られていないだろうが太宰治は短編こそが至高だ。 『女生徒』とか『待つ』『千代女』とか、戦後に書かれた『十…

いじめに苦しんでいる子供へ伝えたい 学校なんか行かなくても十分マトモに生きていけるということ

いじめを苦にして自殺する子供は、昔も今も後を絶たない。ニュースなどでそういった事件を見ると、とても口惜しく思う。 前途ある子供がくだらないクラスメイトのおかげで自ら命を絶ってしまうことは、本当にもったいないことだ。 岩手県矢巾町の中2いじめ自…

農産物輸出額 リンゴが過去最高100億越え、ホタテは全品目最大額で青森県ウハウハ

2015年、農産物輸出が絶好調だったようだ。 mainichi.jp 品目別で見ると、リンゴとホタテの伸び率と出荷額が目覚ましかったとのことで取り上げられている。 リンゴとホタテ。どちらも青森県の代表的な地域資源であり、このニュースは青森県民にとっては大変…

県内求人倍率0.97倍 過去最高でも全く楽観できない理由 青森

2016年1月29日(金)付の東奥日報で「有効求人倍率過去最高、平均0.97倍/15年県内」という見出しの記事が載った。 以下、同記事を引用しながらツッコミを入れてみる。

ブログを始めます。

ブログを始めます。 アップル、グーグルとか、シリコンバレー的なイノベーションこそが、これからの社会を形作っていくすべてだと、ちょっと前まで思っていた。 だから何が何でもそういった先進的な考えを全員が理解し、その方向へ舵を大きく切らなければな…